チュリスガーデン湘南野比 管理組合 理事会資料|2026年7月更新(v8.3)
エレベーターリニューアルの選択肢は6パターンです。
今回、三菱の過去見積(2022年・2018年)を加えたことで、価格上昇の実態が見えてきました。
A-1 確定
JES 油圧式延命
¥155,320,000
税込・14基/税別¥141,200,000
保守¥27,830/基/月(税込)
B-1 確定
OTIS ロープ式化
¥301,950,000
税込・14基/税別¥274,500,000
保守¥27,500/基/月(税込)
B-2 データ揃
OTIS+マーキュリー
¥152,570,000
税込・14基/税別¥138,700,000
保守¥27,500/基/月(税込)
C-1 見積取得中
三菱 ロープ式化(現行)
見積取得中
2026年時点の正式見積を依頼予定
C-2 前回見積 2022年
三菱 ロープ式化
¥210,210,000
税込・14基/税別¥191,100,000
実見積5棟+推計4棟
C-3 前々回 2018年
三菱 ロープ式化(参考価格)
¥128,590,000
税込10%換算・14基
税別¥116,900,000
Section 0 — 今回の最重要データ
三菱ロープ式化の価格推移 — 4年間で63.5%の値上がり
同じ「三菱ロープ式化」という工事内容で、2018年と2022年の見積を比較しました。エレベーター工事費は年々上昇しています。

三菱ロープ式化 14基分の価格推移(税別)
2018年(参考価格)
¥116,900,000
C-3案
+63.5%
2022年(実見積)
¥191,100,000
C-2案
?
2026年(現在)
見積取得中
C-1案
この推移が示す3つの重要な意味
① 4年間で¥74,200,000(63.5%)の値上がり
同じ14基のロープ式化工事が、2018年の¥1.17億から2022年には¥1.91億へ。単純計算で年率約13%の上昇です。

② 判断を先送りするほど費用が増える構造
2018年に決めていれば¥1.17億、2022年なら¥1.91億。2026年の現在価格はさらに上昇している可能性が高く、C-1案の正式見積の取得が急務です。

③ OTIS案(¥2.75億・税別)の価格妥当性の検証材料になる
2022年の三菱ロープ式化が¥1.91億であったことを踏まえると、2026年のOTIS案¥2.75億が「ロープ式化の相場として妥当か」を判断する目安になります。
価格推移グラフ(税別・14基)
2018年:管理組合作成「エレベーター概要」参考価格表より。2022年:三菱電機ビルソリューションズ実見積(C1・C2・W1・W2・W6)+同条件推計(C3・C4・E1・E2)。
Section 1
6つの選択肢の構造
工事方式・施工会社・保守体制の違いを整理します。

A-1 確定JES 油圧式延命
方式:油圧式維持(制御リニューアル)
工事:JES
保守:JES(全21基)
工期:約9日/基
特徴:作動油・シリンダー・油漏れもFM契約に含む
本工事(税込・14基)
¥155,320,000
税別¥141,200,000
B-1 確定OTIS ロープ式化
方式:全撤去・ロープ式新設
工事:OTIS
保守:OTIS
工期:1.5〜2ヶ月/基
特徴:既存不適格を全解消・省エネ36%
本工事(税込・14基)
¥301,950,000
税別¥274,500,000
B-2 データ揃OTIS+マーキュリー
方式:油圧式維持
窓口:OTIS/実務:MCY
保守:MCY(全21基可)
工期:約7日/基
注意:配管・シリンダーはFM対象外
本工事(税込・14基)
¥152,570,000
税別¥138,700,000
C-1 見積取得中三菱 ロープ式化(現行)
方式:ロープ式機械室レス(AXIEZ)
工事:三菱電機ビルソリューションズ
保守:要確認
工期:要確認
状態:2026年時点の正式見積を依頼予定
本工事(税込・14基)
見積取得中
C-2 前回見積 2022年三菱 ロープ式化
方式:ロープ式機械室レス(AXIEZ)
見積日:2022年6月3日
納期:契約後6ヶ月
有効期限:発行日より3ヶ月(失効済)
値引:出精値引 約43%
本工事(税込・14基)
¥210,210,000
税別¥191,100,000
C-3 前々回 2018年三菱 ロープ式化(参考価格)
方式:ロープ式化
時期:2018年6月11日提案
種別:参考価格(正式見積ではない)
提案状況:5棟提出済/4棟未提案
注記:当時の消費税は8%
本工事(税込10%換算・14基)
¥128,590,000
税別¥116,900,000
Section 2
費用全体比較(すべて税込)
税込を主表示、税別を小さく併記しています。

A-1:JES 油圧式
¥155,320,000
税込・14基
税別¥141,200,000
B-1:OTIS ロープ化
¥301,950,000
税込・14基
税別¥274,500,000
B-2:OTIS+MCY
¥152,570,000
税込・14基
税別¥138,700,000
C-1:三菱ロープ化(現行)
見積取得中
2026年時点
正式見積を依頼予定
C-2:三菱 2022年見積
¥210,210,000
税込・14基(失効済)
税別¥191,100,000
C-3:三菱 2018年参考
¥128,590,000
税込10%換算・14基
税別¥116,900,000
棒グラフ:本工事費比較(税込・14基)
C-1は見積取得中のため0表示。C-2・C-3は過去見積のため参考値です。
C-2案(2022年三菱見積)の棟別内訳
基数1基あたり(税別)棟合計(税別)出典
センター1番館2基¥13,800,000¥27,600,000実見積
センター2番館2基¥13,800,000¥27,600,000実見積
センター3番館2基¥13,800,000¥27,600,000推計(C1単価)
センター4番館3基¥13,800,000¥41,400,000推計(C1単価)
ウエスト1番館1基¥13,400,000¥13,400,000実見積
ウエスト2番館1基¥13,400,000¥13,400,000実見積
ウエスト6番館1基¥13,300,000¥13,300,000実見積
イースト1番館1基¥13,400,000¥13,400,000推計(W1単価)
イースト2番館1基¥13,400,000¥13,400,000推計(W1単価)
合計14基¥191,100,000
税込¥210,210,000
実見積5棟+推計4棟
推計の根拠:5階建て(C3・C4)はセンター1番館の1基単価、4階建て(E1・E2)はウエスト1番館の1基単価を適用。
C-3案(2018年参考価格)の棟別内訳
基数棟合計(税別)提案状況
センター1番館2基¥16,400,0002018年6月11日 提案・提出済
センター2番館2基¥16,400,0002018年6月11日 提案・提出済
センター3番館2基¥17,000,000未提案
センター4番館3基¥25,500,000未提案
ウエスト1番館1基¥8,200,0002018年6月11日 提案・提出済
ウエスト2番館1基¥8,200,0002018年6月11日 提案・提出済
ウエスト6番館1基¥8,200,0002018年6月11日 提案・提出済
イースト1番館1基¥8,500,000未提案
イースト2番館1基¥8,500,000未提案
合計14基¥116,900,000
税込10%換算¥128,590,000
参考価格
2018年当時の消費税率は8%。比較の便宜上、税込は10%で換算しています。8%換算では¥126,252,000。
Section 3
詳細条件比較(6案)
費用以外の条件も含めて並べます。C-2・C-3は過去見積のため一部項目は当時の条件です。

比較項目 A-1
JES油圧式
B-1
OTISロープ化
B-2
OTIS+MCY
C-1
三菱ロープ化
(現行)
C-2
三菱ロープ化
2022年
C-3
三菱ロープ化
2018年参考
費用
本工事(税込・14基) ¥155,320,000税別¥141,200,000 ¥301,950,000税別¥274,500,000 ¥152,570,000税別¥138,700,000 見積取得中 ¥210,210,000税別¥191,100,000 ¥128,590,000税別¥116,900,000
1基あたり(税別・平均) ¥10,085,714 ¥19,607,142 ¥9,907,142 ¥13,650,000 ¥8,350,000
保守料(税込/基/月) ¥27,830税別¥25,300 確定 ¥27,500税別¥25,000 確定 ¥27,500税別¥25,000 確定 要確認 当時未提示 当時未提示
年間保守費(税込・14基) ¥4,675,440 ¥4,620,000 ¥4,620,000 要確認
工事条件
工事方式 油圧式維持
制御リニューアル
ロープ式新設
全撤去
油圧式維持
制御リニューアル
ロープ式化
AXIEZ想定
ロープ式化
AXIEZ機械室レス
ロープ式化
工期(1基) 約9日 1.5〜2ヶ月 約7日 要確認 納期:契約後6ヶ月
平日昼間施工
当時未提示
建築付帯工事 不要 別途(未加算) 不要 要確認 必要
W1・W2は梁開口40mm不足
着工6ヶ月前までに拡幅工事
当時未提示
支払条件 要確認 要確認 要確認 要確認 契約時1/2
完成時1/2(現金)
当時未提示
安全・法令
戸開走行保護装置 残る 全解消 残る 解消想定 解消 解消
耐震(既存不適格) 地震管制のみ 全解消 地震管制のみ 解消想定 解消 解消
省エネ性 油圧式 36%削減 油圧式 ロープ式 ロープ式 ロープ式
将来性・管理
20〜25年後の再更新 必要 後ろ倒し 必要 後ろ倒し 後ろ倒し 後ろ倒し
管理の一元化 1社完結 1社完結 実態2社 要確認 1社完結 1社完結
油圧部品リスク FM契約に含む
作動油・シリンダー・油漏れ
なし 配管・シリンダー
はFM対象外
なし なし なし
見積の有効性
見積日 2026年 2026年6月 2026年6月19日 依頼予定 2022年6月3日 2018年6月11日
有効期限 要確認 年内維持可 60日
2026年8月18日頃
失効済
発行日より3ヶ月
失効済
参考価格
C-2案の重要な注意点:2022年の三菱見積には、W1・W2番館について「ピット内機器設置のための梁開口寸法が40mm不足しており、着工の6ヶ月前までに梁開口拡幅と梁防水工事の施工が条件」と明記されています。
つまり三菱のロープ式化にも建築付帯工事が別途必要であり、見積金額には含まれていません。C-1案の見積取得時には、この点の再確認が必須です。
Section 4
長期累積コスト(税込・確定値のある3案)
保守料が確定しているA-1・B-1・B-2の3案で20年累積を比較します。

計算条件(すべて税込・確定値):
A-1:初期¥155,320,000 + 保守¥27,830/基/月 × 14基 + 油圧特有追加¥0(FM契約に含む)
B-1:初期¥301,950,000 + 保守¥27,500/基/月 × 14基
B-2:初期¥152,570,000 + 保守¥27,500/基/月 × 14基 + 配管・シリンダー費用は別途
20年累積コスト(税込・14基)
A-1 JES(油圧特有費用FM含む) B-1 OTIS(建築付帯別途除く) B-2 OTIS+MCY(配管・シリンダー別途除く)
マイルストーン別 累積コスト(税込・14基)
時点A-1 JESB-1 OTISB-2 MCYコメント
費用面での結論:
初期費だけを見ると B-2(¥152,570,000)< A-1(¥155,320,000)< B-1(¥301,950,000)
B-2はA-1より¥2,750,000安く、保守料も年間¥55,440安い計算です。

ただし重大な留意点:B-2(マーキュリー)のFM契約は油圧配管・シリンダーが対象外です。20年運用中にこれらの交換が発生した場合、1基あたり¥80〜230万円の実費が別途発生する可能性があり、実質総額はA-1と逆転しうる構造です。
Section 5
各社確認事項の進捗状況

確認事項確認先結果状態
A-1 JES 保守料JES¥27,830/基/月(税込)確定。21基全台対象。解決
A-1 JES FM契約範囲JES作動油・シリンダー・油漏れすべてFM契約に含む。契約書・仕様書受領済。解決
B-1 OTIS C4追加・保守料OTISC4追加¥11,550,000(税込)。保守¥27,500/基/月に減額。年内価格維持可。解決
B-2 MCY C4見積・保守料MCYC4-3号機¥11,550,000(税込)受領。保守¥27,500/基/月(21基一括)受領。解決
B-2 配管・シリンダー実費MCYFM対象外のため、交換時の実費相場を要確認。最高
B-2 OM/FM表記の整合性MCY仕様書タイトルは「OM」、本文は「FM」と混在。正式な契約種別の確認が必要。最高
C-1 三菱 現行見積の取得三菱BS2026年時点の正式見積を依頼。2022年比でいくら上昇しているかの把握が急務。新規
C-1 三菱 建築付帯工事三菱BS2022年見積でW1・W2に梁開口拡幅工事が条件とされていた。現行でも同条件か確認。新規
C-1 三菱 2027年12月期限適合三菱BS納期6ヶ月(2022年時点)。2027年12月の部品供給停止に間に合うかの確認。新規
B-1 OTIS 建築付帯工事OTISロープ式化に伴う追加費用の概算が必要。
全案 アスベスト事前調査全社1991〜1999年竣工のため事前調査が法的義務。調査費用と対策費用の予備費計上が必要。
修繕積立金 残高管理会社現在残高の確認。長期修繕計画予算¥50,800,000との乖離の整理。最高
Section 6
次のアクション

最優先:三菱への現行見積(C-1案)の取得
2018年から2022年で63.5%上昇しているという事実は、2026年の現在価格を早急に把握する必要があることを示しています。
C-1案の見積が揃うことで、以下が明確になります:
・ロープ式化の2026年時点の適正相場
・OTIS案¥301,950,000(税込)の価格妥当性
・三菱が2027年12月の期限に間に合うかどうか
スケジュール
時期イベントアクション
至急三菱への現行見積依頼(C-1案)管理会社経由または管理組合から直接
至急MCYへのOM/FM表記・配管シリンダー実費確認松本さん経由で照会
7月26日通常総会予算枠の概算承認・管理委託契約更新の議決
8月18日頃MCY見積有効期限(60日)B-2案検討なら期限延長を依頼
年内臨時総会 → 業者選定全データ確定後に最終比較資料を作成
2027年3月頃発注期限(逆算)納期120〜240日を考慮した発注タイミング
2027年12月三菱製部品供給停止工事完了目標
理事会での判断ポイント
初期費用を抑えるなら:B-2(¥152,570,000)またはA-1(¥155,320,000)。ただしB-2は配管・シリンダーがFM対象外である点に注意。
予測可能な保守費用を重視するなら:A-1(JES)。油圧特有費用がすべてFM契約に含まれる唯一の案。
将来の山を後ろ倒しするなら:B-1(OTIS)またはC-1(三菱)。ロープ式化により20〜25年後の再更新を回避。
価格の妥当性を検証するなら:C-1(三菱現行見積)の取得が不可欠。2022年比の上昇率が判断材料になる。

いずれの案を選ぶにせよ、判断を先送りするほど工事費が上昇する構造であることは、2018年→2022年の63.5%上昇が示しています。